2011.05.31 見て見て~!

次回作の為に、本のようなものを作らなくてはいけないのですが、偶然にも、友達の経営する雑貨屋さんで、別の友達の製本のワークショップに参加する事が出来ました。
西早稲田にある“のびのび荘”で吉田チロルくんの“文庫を上製本にしよう”という内容。
作品作りの為に、吉田くんを呼び出して、製本の方法は口頭で教えてもらっていたけど、実際に作業をしたら、手順がクリアになってきました。
(クリアになったからといって、上手に作れるとは言えませんが)
百聞は一見にしかずって事ですね。
作品の本がある程度の厚みがある予定なので、勉強の為に厚みのある小説をチョイスして、中身に合わせたシルクの端切れを使ってます。
本に合わせて、事前に布をチョイスしている時から楽しめたと思う。
まあ、楽しむのは程々にして、コツを掴んでるうちに作品作りに励むぞー!

2011.05.25 私に出来る事

世の中も、私自身も、永らく沈んだ感じでした。
偶然にも8月に作品を展示出来る機会をいただき、作りたいと思っていたテーマの作品が展示出来そうです。
今はその為のアルバムをイメージした部分を制作中。
丁寧な作業は一番不得意な部分ですが…

震災で傷付いた人たちにとって、アーティストとして出来る事は無いか、ずっと考えていました。
昔から、体の傷を治す油紙で、心をケアする作品を作りたい!という気持ちもあったので、不謹慎ながら、気持ちとテーマが合致する機会がやってきたように思います。
私の作品でなにが出来るか…偉そうな事は言えませんが、自分の気持ちに正直な作品を作っていきたいです。

画像は、先日まで開催されていた“川野恭和”さんの磁器展でいただいたもの。
レジデンスで滞在していた鹿児島でお世話になった作家さんです。
普通に見れば、小振りな湯飲みですが、裏にクローバーが描かれています。
「普通の日常に感謝して。」のお手紙付き。
さりげなく心に寄り添う作者の気持ちが伝わりました。

私の作品も、観た人の心に寄り添えられれば嬉しいです。